「ARTを作ると言う事」

「ART」は作るものでは無く、創るものであるのだろう・・・絵を描いたり、何か形あるものを作るだけではアーティストとは言えない。子供が絵を描けばアーティストなのかと言えば違う。ただのお絵描き。ビジュアル的にはアーティスティックではあるし、大人の目から見た時は特別に見えるものだろう。大人が上手に絵を描いたり、ものを作れるのは当然で、長く描く、作れば人は基本的には技術が向上するもの。時間や道具を使い綺麗に作る事は人であれば多分出来る。これはアートだけでなく全ての事に言えるだろう?アーティストの位置づけは国や文化によって大きく違うけれども、やはりある程度物事のわかっている人が納得する事が一つ決定する要素となる。名刺によくアーティスト、美術家と肩書きがあるが自称というイメージが強い。少し前の時代から「これはアートだ・・・」という言葉で料理や幅広い物、事をアート扱いしていた。確かに間違ってはない部分もあるが美術で言うアートとはまた違う意味のアートだろう。この辺りから(もっと前から?)アートを大きく取り違えてきだしたのだろう?それから「自分さがし」「町つくり」での少し間違ったアートとなってしまったのだろう。美術ファンの方はこの間違いに気づいている人が多い。ただ時代性から考えると全ての物事の価値観の多様性により物の考え方や評価も変わって来ているのも現実。「アート」という看板を掲げてコミュニケーションや活性化のツールにするのもそろそろ飽きてきているのでは無いだろうか?そういう場合はある狭い範囲にしか影響力は無いものだけど。そろそろ物を作る人たちには地球資源の無駄になる物作りはほどほどにして、本当に価値あるものを目指して真摯に制作し「ART」を目指してほしいと個人的には思う。ただし仕事の合間にする趣味は自由。釣りみたいに・・・

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